廖 健富(リャオ・ジェンフー、1998年9月28日 - )は、台湾(中華民国)の嘉義市出身のプロ野球選手(捕手)。
経歴
2017年のCPBLドラフト会議でLamigoモンキーズから全体1位で指名され、高校生としても、捕手としても、Lamigoモンキーズ選手としても当時CPBL史上最高となる契約金の555万台湾元(プラス出来高払い100万台湾元)で入団した。また、高卒選手がドラフト全体1位で指名されたのは史上初である。
2017年9月28日の統一ライオンズ戦でプロデビューし、オフの10月11日に2017 アジア プロ野球チャンピオンシップ チャイニーズタイペイ代表に選出されたが怪我で辞退し、代わりにチームメイトの遊撃手・林承飛が選出された。
2018年の3月・4月にはCPBL史上最年少となる1試合2本塁打を記録するなど、打率.434を残し月間MVPを受賞した。その後も好調は続き「19歳の四割男」と話題を呼んでいながらも、9月23日の富邦ガーディアンズ戦で一塁にヘッドスライディングをした際に肩を脱臼し規定の372打席に届かず、MVP・首位打者・最高出塁率・新人王などのタイトルを逃した。この年に、打率.387、10本塁打、69打点、OPS1.037をマーク。
2019年は台湾シリーズ第1戦目の中信兄弟戦で、李振昌からシリーズ史上2人目となる代打サヨナラヒットを放った。
2020年は規定打席には到達しなかったが、自己最多の98試合に出場し捕手として最も高い打撃成績を残した。そして初のベストナインに選出された。
2021年8月に打率.373、6本塁打、20打点、OPS1.144をマークし自身2度目の月間MVPを獲得した。
人物
憧れの打者として、3度も最優秀選手に輝いた林益全を挙げている。
詳細情報
年度別打撃成績
- 2020年度シーズン終了時
表彰
- 打点王:1回(2023年)
- ベストナイン:1回(2020年)
- 月間MVP:2回 (野手部門:2018年3月・4月、2021年8月、2023年7月)
記録
- 初記録
- 初出場・初先発出場・初打席:2017年9月24日、対統一ライオンズ39回戦(台北市立天母棒球場)、9番・捕手で先発出場、3回表に潘威倫から三振
- 初安打:2017年9月27日、対中信兄弟37回戦(桃園国際野球場)、8回裏に彭識穎から中前安打
- 初打点:2018年3月24日、対中信兄弟1回戦(桃園国際野球場)、4回裏に賽格威から右適時打
- 初本塁打:2018年4月3日、対統一ライオンズ1回戦(桃園国際野球場)、7回裏に江承峰から右本塁打
- その他の記録
- オールスターゲーム出場:2回(2018年 - 2019年)
背番号
- 58 (2017年 - )
脚注
外部リンク
- 選手の各国通算成績 CPBL、Baseball-Reference (CPBL)
- 廖健富 Chien Fu Liao (1879225259067233) - Facebook
- 台灣棒球維基館:廖健富 (繁体字中国語)



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