貢寮区(ゴンリアオ/こうりょう-く)は台湾新北市の市轄区。台湾電力による龍門原子力発電所、いわゆる「第4原発」が建設されていることで知られる。
地理
台湾島最東端の三貂角は貢寮区にある。
歴史
古くからこの地域に住むバサイ族は、自分たちの生活領域を「Kivanowan」(基瓦諾灣)と呼んでいた。また、スペイン人がこの地を「Santiago」と命名したことから、「三貂社」という名前も使われるようになった。18世紀後半以降に漢民族の入植が開始され「摃仔寮」と呼ばれるようになった。「摃仔(Kòng-á)」は平埔族の一部族であるケタガラン族の言葉で、「獣を捕らえるための罠」を指す「Kona」の音写である。
日本統治時代の1901年(明治34年)11月11日、基隆庁の管轄となる。
1905年(明治38年)7月1日、台湾総督府により「槓仔寮区」と「澳底区」が設置された。
1909年(明治42年)10月25日、基隆庁が台北庁に合併し、槓仔寮区と澳底区は台北庁頂双渓支庁の管轄となる。
1920年(大正9年)10月1日、地方改制の際に槓仔寮区と澳底区が合併して台北州基隆郡「貢寮庄」となった。
第二次世界大戦後の1946年1月16日、中華民国統治下で「貢寮郷」へ改編された。
2010年12月25日、台北県が新北市に改編されたことに伴い貢寮区へ改編された。
行政区
交通
教育
歴代区長
観光地
- 草嶺古道
- 雄鎮蛮煙碑
- 虎字碑
- 三貂角灯台
- 福隆海水浴場
- 東北角・宜蘭海岸国家風景区
- 霊鷲山無生道場
- 塩寮海浜公園
関連項目
- 台湾第四原子力発電所
脚注




