山脇町(やまわきちょう)は、愛知県瀬戸市道泉連区の町名。丁番を持たない単独町名である。
地理
- 瀬戸市の中央部に位置する。西から北を陶本町、東を栄町・西蔵所町、南を西本町・幸町・陶原町と隣接している。
- かつて町内の中央部にあった名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅が、2001年(平成13年)東部に移転。それに合わせて駅周辺の再開発が行われた。
河川
- 瀬戸川 : 町の南端、西蔵所町・幸町・陶原町との町境付近を西流している。
学区
市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。また、公立高等学校普通科に通う場合の学区は以下の通りとなる。
歴史
町名の由来
かつて瀬戸川両岸に大きな森があったことから、ここに架かる橋を「森橋」といった。三河街道の縁にあるこの森を山と呼び、この地を「山脇」と呼んでいた。1906年(明治39年)瀬戸電が引かれ駅ができると、この付近に商家が並び「駅前」という地名になったが、町名設定の際に再び「山脇」に戻したといわれる。
沿革
- 1942年(昭和17年)1月9日 - 瀬戸市大字瀬戸字山脇・一ノ坪の各一部により、同市山脇町として成立。
世帯数と人口
2025年(令和7年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
人口の変遷
国勢調査による人口の推移
世帯数の変遷
国勢調査による世帯数の推移。
交通
鉄道
名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅 : 町の東部にある。駅番号はST20。開業時は瀬戸駅で、1921年(大正10年)に現駅名に改称。名鉄瀬戸線は町の北部を東西に走っている。
バス
名鉄バス「しなの線(瀬戸北線)」
- 【1】【1H】【2】【2H】新瀬戸駅 - 瀬戸駅前 - 古瀬戸 - しなのバスセンター - 上品野 系統
名鉄バス「東山線」
- 【16H】【17H】新瀬戸駅 - 瀬戸駅前 - 菱野団地(循環) - 瀬戸駅前 - 新瀬戸駅 系統
- 【43】【44】藤が丘 - 岩作 - 本地口 - 瀬戸駅前 系統
名鉄バス「本地ヶ原線」
- 【36】名鉄バスセンター - 引山 - 四軒家 - 本地ヶ原 - 瀬戸駅前 系統
- 【50】【51】【52】藤が丘 - 愛知医科大学病院 - 本地ヶ原 - 瀬戸駅前 系統
- 以上の3路線12系統が走っているが、町内にバス停はない。最寄りのバス停は、瀬戸駅前バス停になる。
道路
- 国道155号 : 町の西部から中央部にかけて、瀬戸川に沿うように通っている。
- 愛知県道207号定光寺山脇線 : 町の東部から瀬戸川に沿うように通り、中央部の瀬戸橋交差点が終点となる。
施設
- 瀬戸自動車運送・マルセタクシー : 本社・山脇営業所。1943年(昭和18年)設立。タクシー・観光タクシー等のサービスに加え、瀬戸市コミュニティバスも運行している。
その他
日本郵便
- 郵便番号 : 489-0811(集配局:瀬戸郵便局)。
脚注
出典
注釈
参考文献
- 瀬戸市 編『昭和17年1月9日施行 町名設定調書(其ノ一)瀬戸地区』瀬戸市、1942年。
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 23 愛知県』角川書店、1989年。ISBN 4-04-001230-5。
- 徳田耕一 編『名鉄電車 昭和ノスタルジー』ジェイティビィパブリッシング、2013年。ISBN 4-53-309166-0。
関連項目
- 瀬戸市の地名
- 山脇町 (曖昧さ回避)
外部リンク
- 瀬戸市ホームページ
- ウィキメディア・コモンズには、山脇町 (瀬戸市)に関するカテゴリがあります。


