『カリブの嵐』(原題:Swashbuckler、英題:The Scarlet Buccaneer、豪題:The Blarney Cock)は1976年に公開されたアメリカ合衆国の冒険映画。原案は作家ポール・ウィーラーの『The Scarlet Buccaneer』である。監督はジェームズ・ゴールドストーン、出演はロバート・ショウなど。
1908年に同名のサイレント映画が公開されているが、本作とは関係ない。
ストーリー
1718年のイギリス領ジャマイカでは、デュラント総督が暴政を行っていた。彼は協力を拒否した判事ジェームス・バーネットを捉え、財産を没収して妻と娘ジェーンを追放する。ジェーンは船長レッド(ネッド・リンチ)ら海賊一味に偶然出会うが、レッドは密かにジェーンに惚れてしまう。ジェーンはデュラント総督が近々イングランドに帰るつもりであり、その前にジェームスを含む政治囚を皆処刑する予定であることを知って、嫌々ながらもレッドに協力を依頼する。デュラント総督への襲撃は一度失敗するが、最終的にレッドはデュラント総督を倒すことに成功する。レッドとジェーンは抱き合うのだった。
キャスト
- フジテレビ版:初回放送1982年『サンデーシネマ』
- テレビ朝日版:初回放送1984年9月9日『日曜洋画劇場』
スタッフ
- 監督:ジェームズ・ゴールドストーン
- 製作:ジェニングス・ラング
- 製作総指揮:エリオット・カストナー
- 脚本:ジェフリー・ブルーム
- 撮影:フィリップ・H・ラスロップ
- 編集:エドワード・A・ビアリー
- 音楽:ジョン・アディソン
日本語版
※フジテレビ版
- 演出:田島荘三
- 翻訳:平田勝茂
- 制作:コスモプロモーション
※テレビ朝日版
- 演出:山田悦司
- 翻訳:進藤光太
- 調整:山田太平
- 効果:赤塚不二夫、P.A.G
- 担当:猪谷敬二(テレビ朝日)
- 制作:グロービジョン
評価
本作はハリウッドで久々の本格的な海賊映画だったが、評判は悪かった。例として、ニューヨーク・タイムスのレビューは、本作が「近眼の仕立て屋に縫い合わされたように」混乱に満ちており、科白も時代錯誤的なうえ、才能のある俳優を使っているのにミスキャストだらけだと酷評している。
脚注
注釈
出典
外部リンク
- カリブの嵐 - allcinema
- カリブの嵐 - KINENOTE
- Swashbuckler - IMDb(英語)




