カート・エベレット・ミラー(Kurt Everett Miller , 1972年8月24日 - )は、アメリカ合衆国アリゾナ州ツーソン出身の元プロ野球選手(投手)。
来歴
1990年、ピッツバーグ・パイレーツにドラフト1位(全体5巡目)で入団。その後、フロリダ・マーリンズに移籍し、1994年に21歳8ヶ月の若さでメジャーに昇格した。この21歳8ヶ月での昇格は同球団の最年少記録でもあった。
1998年からシカゴ・カブスに移籍し、3Aで14勝をあげた。
1999年6月26日、阪神タイガースに入団。8月22日の対読売ジャイアンツ戦では、同点で迎えた8回表に桑田真澄から自ら決勝本塁打を放ち、勝利投手になった。ストレートは最速153km/hを記録するなど速球を武器にしていたものの、決め球の無さや立ち上がりが悪かったこともあり、結局2勝止まりに終わった。防御率も6点台近かったことから契約は流動的だったのものの、年齢が若く、推定年俸も3000万円と比較的安かったこともありこの年の助っ人外国人選手では唯一の残留となった。
2000年は前年度抑えとしても奮投していた福原忍の先発再転向に伴い、リリーフ転向。開幕から抑えとして起用されるも不安定な内容で二軍落ち。右肩の治療のため9月7日に帰国すると、そのまま退団となった。
詳細情報
年度別投手成績
記録
- NPB投手記録
- 初登板:1999年7月22日、対広島東洋カープ19回戦(広島市民球場)、8回表に2番手で救援登板・完了、2回無失点
- 初奪三振:同上、9回表にエディ・ディアスから空振り三振
- 初先発登板:1999年7月31日、対横浜ベイスターズ18回戦(阪神甲子園球場)、3回0/3を6失点で敗戦投手
- 初勝利・初先発勝利:1999年8月15日、対ヤクルトスワローズ22回戦(大阪ドーム)、7回4失点
- 初セーブ:2000年4月4日、対ヤクルトスワローズ1回戦(明治神宮野球場)、9回裏に3番手で救援登板・完了、1回無失点
- NPB打撃記録
- 初安打・初本塁打・初打点:1999年8月22日、対読売ジャイアンツ21回戦(東京ドーム)、8回表に桑田真澄から左中間越ソロ
背番号
- 53 (1994年 - 1996年、1998年 - 2000年)
- 35 (1997年)
脚注
関連項目
- 阪神タイガースの選手一覧
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)




