宇宮神社(うのみやじんじゃ)は、埼玉県南埼玉郡宮代町の神社。
歴史
創建年代は不明である。ただ江戸時代後期の地誌『新編武蔵風土記稿』によれば、境内に「元亨三年(1323年)」の銘が入った古碑があったということから、その頃に創建されたものとしている。なお、この古碑は現存していない。
文明16年(1484年)に再建されたという伝承がある。同県久喜市の鷲宮神社と同じ天穂日命を祭神とし、当地が鷲宮神社の社領であったことから、中世に鷲宮神社から分霊を勧請したものと推測される。隣にあった「本覚院」が別当寺であった。本覚院は本山派修験道の寺院であったが、明治初期の神仏分離により、廃寺に追い込まれた。
1873年(明治6年)、近代社格制度に基づく「村社」に列せられた。
交通アクセス
- 和戸駅より徒歩15分。
脚注
参考文献
- 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉』埼玉県神社庁、1998年
- 「和戸村 宇宮明神社」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ207埼玉郡ノ9、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:764008/72。

